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2022.01.12 SDGs

議論だけじゃなくて 行動しなくちゃ!!

オランダで大人気の釣りツアー


一体、何を釣るのでしょうか?
魚ではありません。

世界中で大きな問題となっている
「プラスチックごみ」を釣る(網で回収)のです。

オランダの観光といえば、運河クルーズが有名です。
美しい景観のはずの運河、
その運河も観光客が捨てたと思われる
ペットボトルやお菓子のパッケージ類の
「プラスチックごみ」がたくさん浮いているというのです。



「プラスチックごみ」が海洋に流出してしまう前に、
ボートに乗って、「プラスチックごみ」を
釣り上げるというこの体験型の運河クルーズツアー。

通常の運河クルーズツアーの約3倍という料金にも
かかわらず、大人気のツアーとなっているようです。
(44.5 EUR = 約5,700 JPY  ’21年12月レート換算)

なぜ、そんなに人気なのか?

「食品ロス削減」記事でも、
データをご紹介させていただきましたように
ヨーロッパ各国はSDGsに対して、とても高い意識を
持ち合わせています。
国だけでなく、企業・国民ひとりひとりの意識が
とても高いこともあると存じます。

ただただ、
「プラスチックごみを減らしましょう、
じゃあ、どうすればいい?
あ~だ、こ~だ。。。」

なんて、机上だけで議論してたって、
何も解決しないじゃないか。
行動しなくちゃ!!

Stop talking. Let’s start doing

これをモットーに、
Plastic Whale」(オランダ・コペンハーゲン近郊)が
企画運営しているツアーなのです。

議論することはだれでもできます。
でも、いざ行動するとなると、何をどうやればいいのか?
という疑問がわき、結局、何もできずに時が
過ぎていくだけだったり、

人間は、というか、かくいう私がそうなのですが、
頭だけで考えて、いざ行動に移そうしたときに
様々な壁があると、その壁を言い訳にして、
行動に結びつけられない。。。(ダメダメ人間・反省)

でも、その壁の向こうに「楽しみ」が隠れていたとしたら、
とても頑張れるのではないでしょうか?
(少なくとも、単細胞な私はそうです・笑)

このツアーは、いくつかのチームにわかれてボートに乗り、
どこのチームが一番、プラスチックごみを
多く回収することができたかを競うのです。

楽しいゲーム性を加えたことにより、
運河をきれいにすることもでき、
何よりもプラスチックごみの海洋への流出を
楽しみながら減らすことができるという
ツアーなのです。

ちなみに浮かんでいるプラスチックごみを
網ですくって回収するのは、
以外に難易度が高いようで、
だからこそ余計にゲーム性が加わって、
楽しさが倍増するようです。

ツアーの模様動画 You Tube

観光客のみならず、オランダにある企業対抗(450社)、
学童による学校・クラス対抗(3307人)、
家族単位・友人単位などでも行っており、
すでにこのイベントだけでも729回にわたり、
総勢17,978人が参加、
40,500本ものペットボトルを回収できたそうです。
(2019年データ)

なお、「Plastic Whale」では、
回収したペットボトルをリサイクルして、
家具メーカーとのコラボレーションで
家具を製造販売しているとのことです。

日本でもこのような何かゲーム性があって、
多くの人が楽しみながら、地球環境を守ることができるイベントが
多く浸透していくとよいですね。
(弊社所在地の福岡県では、FMラジオ局が主催で、
 海岸のゴミを拾うというイベントは多く見受けられます)

将来的にはこのような活動がもっと多くの国にも広がって、
どこの国が一番、プラスチックごみを回収できたか!!
なんて企画にも発展したら、
もっともっとひとりひとりの意識が高まっていくのでは?
とも思いました。

ただ、今はコロナウイルス禍で、かなり制限もありますが、

地球環境を守ること=自分たちが安心して生活を送れる場所

借り住まいさせてもらっている地球環境を
これ以上、人間が身勝手な破壊をせずに、
美しい地球に戻していかなければいけないと
改めて、考えさせられました。

また、弊社がプラスチック製品を製造している企業だからこそ、
スタッフ一同、もっともっと意識を高めていかなければと思う私です。

参照サイト : 「Plastic Whale


※ この記事をアップするにあたり、
  弊社はプラスチック製品でご飯を食べさせていただいている以上、
  少しでも環境に良いことをしていかなければいけないと
  改めて、どう取り組むかを真剣に考えていきたいと存じます。

  その第一弾として、
  弊社が以前から製造していた厚みの薄いボードン袋
  「エコミクロン」をリニューアル、既製品として再販することと
  なりました。

  昨年、少しだけお知らせしておりました
  環境対応商品、リニューアルした「エコミクロン」
  いよいよ2月にオンラインショップにて
  発売いたします。

  次回の記事は、この発売を基にした
  「環境問題への取り組み  ”エコミクロン” がリニューアル登場!」
  をお届け予定です。

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