生き生き情報
iKi-iKi INFORMATION
2023.11.21 トピック

物流・運送業界の2024年問題につきまして

みなさま、すでに報道等でご存じのように
働き方改革法案によりドライバーの労働時間に上限が課されることで
様々な問題が生じることが懸念されます。


具体的にはどういうこと?


ドライバーの拘束時間の目安が下記のようになります。


労働時間  40時間/週 × 4.3週(22日勤務)
休憩時間  1時間/1日
時間外労働 80時間/月
            ⇩
     拘束時間(1か月) 274時間

令和3年度の統計によると、
約3割のドライバーが1か月の拘束時間は275時間以上です。


この数字からわかることは、


時間外労働時間 ・・・ 年間960時間(80時間/1か月)
        ⇩
  走行距離が短くなる(一人当たり)
        ⇩
   長距離での搬送が不可となる
        ⇩
    約3割の物流が停滞


生じる3つの問題点


1.約3割の物流が停滞       (商品の到着日数がかかってしまう)
2.物流・運送業界の売上と利益の減少(物流費の値上げ)
3.ドライバーの不足        (人件費高騰により物流費の値上げ)
    → 人口減に加え、40歳以下の層では運転免許を取得しなくなっている

この法令は2024年4月1日からの施行となります。
上記のことをふまえますと、
弊社商品の配送も遅れが生じることが懸念されます。

お客様におかれましては、
この規制が施行される2024年4月1日以降は
今まで以上に早めのご発注をお願いしたく存じます。
ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

※ 最後に、この時間外労働の上限規制は、ホワイトな改革ですが、
  物流・運送業界同様、建設事業・医師なども含まれます。
  大きな少子化問題を抱えるこの日本、
  ドライバー不足・建設業者不足・医師不足が大きな問題となること、
  逆に人手不足のためにAI化が進み、
  働きたい人が働けない、
  大手企業がAI化を取り入れるための費用拡大が
  物価高騰につながる、
  AI化が不可能な中小企業は淘汰されてしまう等、
  様々な問題が生じることは否めないのでは。。。。。

一覧に戻る
すべての商品は
こちらから