昭和の時代は、「ビニール袋」
平成の時代以降は、「ポリ袋」
と、呼び名が変わったように思えますが、
皆様が普段使用していらっしゃる「袋」にも
秘密がございます。
金魚すくい・スーパーボールすくいで使用されたり、
鮮魚店で魚を入れてくださる、
透明度が高く、少し厚みがあり、柔らかい袋は、
低密度ポリエチレン(ローデン)と言います。
(昭和の時代によく使用されていた総称でビニール袋)

1990年(平成)頃から大手スーパーさんのサッカー台(商品を詰める台)に
ロール状のシャリシャリの透明度が低くて薄い袋が置かれるように
なりましたが、それが高密度ポリエチレン(ハイデン)と言います。

ちなみに今はどこでも有償となってしまいました、
お買い物持ち帰り用の白い持ち手のあるポリ袋は
高密度ポリエチレン(ハイデン)です。

何が違うの?
◆低密度ポリエチレン(Low Density=ローデン)
製造時、機械でフィルムを横方向に伸ばして袋状にされるので、
フィルムの透明度が高く、厚みもあり、柔らかく、
よく伸びます。
◆高密度ポリエチレン(High Density=ハイデン)
製造時、機械でフィルムを縦方向に伸ばされて袋状にされるので、
フィルムの透明度が低く、薄くなり、
シャリシャリ感のある手触りとなります。
製造時にすでに機械でいっぱい伸ばしているので、
伸びにくいことから詰め放題セールでよく使用されます。
では防曇袋はどっち?
弊社が製造しております防曇袋は、
低密度・高密度ポリエチレンのどちらにも属しません。
というのも、フィルムの素材自体が全く異なるものとなります。
◆ビニール袋・ポリ袋 = PE(ポリエチレン)
・LDPE : 低密度ポリエチレン
・HDPE : 高密度ポリエチレン
◆防曇袋 = OPP(オリエンテッドポリプロピレン)
同じように呼ばれる「ポリ袋」にも個性があるのです
以上が簡単なご説明ですが、
それぞれに個性(特徴)があります。
それは、また改めて、アップいたします。

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